優しい隊長は、消えた。
「3番隊の副隊長になりました。吉良イズルです。」
3番隊の死神がイズルの方を向く
イズルは、副隊長だから緊張している事をばれないようにしていた。だがイズルが緊張しているのは、丸見えだった。
そして少しずつ雑音が増える
小さな声で皆が言う
「あんな子に副隊長が勤めるのかしら」
「心配だな」
「ただでさい、隊長があぁなのに」
「馬鹿!聞こえるだろ」
イズルの耳には、嫌なぐらいちゃんと聞こえる
「・・・・・。」
イズルが悲しい顔をする
「ふぁ・・・・皆、おはようさん」
突然、現れた狐顔の男
市丸ギン。
3番隊の隊長。
「あ。君が新しい副隊長?」
イズルが「ビシッ」として言う
「新しく、3番隊副隊長になりました。吉良イズルです。よろしくお願いします!」
イズルが言い終わってからギンは、イズルの方へ行く
「市丸ギンや。よろしゅうな。そんなに固くせんでいいで。ぼちぼち行きましょうか」
イズルが驚く。
こんなに「優しい」隊長だとは、思わなかったからだ。
「あ!よろしくおねがします!!」
数時間後
「あ!吉良くん!!」
雛森桃が歩いてくる
「あ、雛森さん」
「どうだった?」
「え?どうだったって何が?」
桃が目を輝かせる
「自己紹介だよ!」
「あ・・・最初は、緊張したけど隊長が優しそうでよかったよ」
イズルが微笑む
「そっかぁ・・・そういえばうちの隊長と市丸隊長は、昔、同じ隊だったらしいから合流も多いかも・・・」
イズルが驚く
好きな雛森と一緒に戦えるなんてめったにない事だ
イズルは、思った。
楽しくなりそうだ。
「イズル」
市丸が呼ぶ
「あ。何ですか?隊長」
「ごめんやけど書類の整理、任せるわ」
ギンがイズルの肩を叩き部屋から出る
「・・・・・。」
イズルがギンの背中を見る
自分より少し大きい背中。
・・・・。
「あ・・・整理しなくちゃ」
イズルが手を動かす
ほとんど、ギンがしたからイズルは、すぐに終わらせた。
「終わった。」
イズルがそう言うとドアが開いた。
ドアの前には、ギンがいた
「ご苦労さん。イズル」
ギンがイズルの頭を撫でる。
優しく撫でる
「やっやめてください。自分の頭は、猫の頭では、ありません」
イズルがちょっと顔を赤くして言う
「ほんまや!イズル!」
ギンは、何かを思いついたようにイズルに話しかける
「な・・なんですか?」
「猫耳つけるか?!」
「はぁ・・・」
それから楽しい日々が続いた
僕は、世界を甘く見ていた。
あのまま楽しい日々が続くと
でも世界は
隊長は、
天に立った。
僕をおいて
完
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